世界のどこかで異変が起きて、それが自分の生活にも影響があるとニュースで知って、でも、まだ他人事
正確に言えば、あまり実感が湧いていないに近い感覚。
いろいろな変化に対応して、ちっぽけなわたしは受け入れるしかなくて、色々なことに気づくうちに自分だけじゃなくて少しずつ生活が変わって、そうやって2月、3月、4月。ひとつの季節が終えて、新しい季節が来た。
家にいるわたしがすることと言えば、最近はマニキュアを塗るのが大好きだ。塗っては落としを繰り返し爪に酷なことをしてるのは自分でも理解しているが、それでも私はマニキュアが好きだ。
限られた刺激の中での生活だから爪の色で生活に色をつけている。本能的に色を求めているのだと思う。物理的?いや、そんなことはない。
音楽に触れ、文字に触れ、毎日家族が元気でいてくれていることを願う。今の私にはそれくらいしか出来ない、これができる精一杯なのだ。
雨が降る日は悲しくなって、でもお天道様が外に出る人が減らしてくれてるんだなと思う。晴れの日は窓をあけて網戸にして陽の光を浴びる。
太陽は偉大だ。
活力を与えてくれる、あったかくしてくれる。
雨も陽も人間にはなくてはならないもの。
何が必要で不必要か私にはまだ全部はわからない。
けど私も誰かの必要でありたい、そしてわたし自身に必要な人たちが幸せにいてくれますように、わたしも幸せでいたいから。
明日の爪は何色にしよう。
落として思う、素の爪も素朴で形も丸くてクリームパンのような手にあってて愛らしいということを、なのに毎日変えちゃってるんだけどね。